スタッフコラム
2020/03/13 Fri
ロボットリハビリについて!
こんにちわ!作業療法士の木下です。
最近バタバタとしてて中々コラムを更新することができませんでしたが、久しぶりにコラムを書きたいと思います。
ロボットリハビリ推進!
令和二年診療報酬改定で、ロボットリハでの加算が始まります。
リハビリテーションに係る研究報告では
●効果的な機能回復には、最適な難易度での十分量の反復運動が必要である。
●運動の難易度調整、再現性、持続性等の観点から、療法士による訓練を補完するものとして、以下の様な研究が進められている。
【上肢・歩行訓練支援ロボットを用いたリハビリテーションについて】
〇国内の脳卒中ガイドライン(2015)において、上肢機能障害に対するリハビリテーションのうち、動作反復を伴う訓練が位置付けられている(グレードB)。また、歩行障害に対するリハビリテーションのうち、歩行補助ロボットを用いた訓練が位置付けられている(グレードB)
〇脳卒中後の上肢麻痺に対するロボットを用いたリハビリテーションについて、上肢機能に有意な改善が認められるという報告がなされている。
〇ロボットを用いた訓練が、歩行速度と歩行機能(自立度)を改善するという報告がなされている。
となっています。
最初の文言でもあった、効果的な機能回復には、最適な難易度での十分量の反復運動が必要である。これは正に促通反復療法(川平法)のことですよね!!
促通反復療法(川平法)は脳卒中ガイドライン(2015)でもグレードBに推奨されています。さらに促通反復療法(川平法)を基にした上肢リハビリ装置CoCoroeAR2がロボットリハビリに推奨されたということです。
上肢リハビリ装置CoCoroeAR2
当施設では昨年の年末より上肢リハビリ装置CoCoroeAR2を導入しています。利用者様からも「これええなぁ」というお言葉を沢山いただきました!そして何より、今までよりも一層機能回復を目指す事ができるようになったということです。実際にこのロボットを使って機能をアップされた利用者様もいてます。
上肢リハビリ装置CoCoroeAR2を導入している病院や施設はあまりありません。近畿圏では当施設を入れて10台程度、泉州地域ではK病院と当施設のみです。そもそも川平法をしている病院や施設が少ないのが現状なんですが(;^ω^)
今後もKijin脳梗塞リハビリステーション大阪泉州では最新リハビリ機器や技術を取り入れていきますので乞うご期待!!
上肢リハビリ装置CoCoroeAR2に興味のある方、体験してみたいかたは是非一度ご連絡を!!