スタッフコラム
2019/08/26 Mon
パーキンソン病の新しいリハビリ方法
こんにちは!Kijin脳梗塞リハビリステーション大阪泉州 作業療法士の木下です!
前回の続きで、パーキンソン病の新しいリハビリ、LSVT®/BIGについて簡単にご紹介します。
LSVT®/BIGとは?
「LSVT®」とはLee Silverman Voice Treatmentの略でパーキンソン病の言語療法で効果が高いとされ、アメリカで開発されました。もともとは言語療法専門でしたが、近年は運動療法への応用が進み、言語療法を「LSVT® LOUD」運動療法を「LSVT® BIG」と分けて呼ばれています。今までの運動療法よりも、改善効果が高いと多数報告されています。
LSVT®/BIGは、大きく動くことを意識し、動作の大きさに焦点をあてて集中的に訓練することで、無動や動作緩慢などの運動障害を改善させること目標としています。訓練頻度は、マンツーマンで1回1時間を週4回×4週の計16回実施します。
LSVT®はこの表示にあるように商標登録されています。治療効果を国際的に維持する目的で、このLSVTを提供するにはアメリカLSVT Globalが主催する2日間の研修に参加し、認定を所得しなければなりません。大阪ではこの認定を受けているPT,OTの数は約30名程です。Kijin脳梗塞リハビリステーション大阪泉州ではLSVT BIGの認定を受けているOTが2名在籍し、LSVT BIGを行うことができます。
※パーキンソン病で以下のような症状でお困りの方は一度ご相談ください。
●歩くときに最初の一歩がなかなか出ない
●歩幅が小さくなった
●自分の書いた字が小さく読みづらい
●服が着づらい、ボタンが留めにくいなど
このほかにもお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。