スタッフコラム
2018/11/17 Sat
脳卒中発症後の入院とリハビリ
こんにちは!!Kijin 脳梗塞リハビリステーション大阪泉州、作業療法士の木下です。
以前、脳卒中「脳梗塞」、「脳出血」の後遺症や初期症状をあげさせていただきました。
今回は、脳卒中を発症してしまった場合の入院やリハビリについてのお話しです。
入院期間、入院中のリハビリについて!!
脳卒中「脳梗塞」「脳出血」を発症すれば、急性期病院といわれる病院に入院となります。検査後、症状に応じて血流を良くする薬や血栓を溶かす治療をおこないます。状態が安定してくるとリハビリが開始となります。
リハビリは早い場合だと入院日の翌日から、大体は1週間以内には開始します。症状が軽度の場合は約20日で退院となりますが、症状が中等度~重度の場合は急性期病院に約1か月入院後、回復期病院へ転院することになります。必ずしも転院しなければならない訳ではありませんが、リハビリを希望される場合、急性期病院では制度上、発症から60日以内でなければ回復期病院への転院ができなくなっています。
回復期病院への転院後は1日最大3時間のリハビリを受けることができます。リハビリを受けられる期間は、脳卒中発症日から180日間と期間が決められています。また、回復期病院に入院できる期間も決まっており、脳血管疾患は150日、高次脳機能障害を伴った重症な脳血管疾患は180日と2種類の期限があります。
リハビリの内容は急性期や回復期によって目的、内容が違います。急性期病院でのリハビリは「関節が固くなる」、「筋力が低下する」などの予防、軽減を目的に実施します。回復期病院でのリハビリは「機能改善」、「日常生活動作訓練」などを中心に行い、自宅退院に向けたリハビリを実施していきます。
次回!退院後のリハビリについて!!
脳梗塞などの脳血管疾患の後遺症にお悩みの方、早期の職場復帰をお望みの方、リハビリでお困りの方はお気軽にご相談ください。