スタッフコラム
2018/11/01 Thu
「脳梗塞」「脳出血」の後遺症について①
こんにちは!!Kijin 脳梗塞リハビリステーション大阪泉州、作業療法士の木下です。
以前、「脳梗塞」、「脳出血」の種類についてあげさせていただきました。今回は「脳梗塞」、「脳出血」発症後の後遺症について説明させていただきます。
「脳梗塞」、「脳出血」などの脳卒中疾患により、発症部位によりますが、脳にダメージが加わりあらゆる症状が出現します。
運動の障害
「脳梗塞」、「脳出血」の代表的な症状として片麻痺です。片麻痺とは、半側(顔面を含む体の半分)に運動麻痺がおこる状態です。一般的には障害された脳の反対側に症状が出現します。つまり、左の脳が障害されると右半身に麻痺が出現します。
麻痺の程度は軽度のものから重度のものまでさまざまです。軽度であれば麻痺が日常生活に問題がない程度まで回復することもありますが、「手がうまく動かず、コップを持てなくなる」、「杖を使わなければ歩けなくなる」、「車椅子での生活になる」場合もあります。
舌や唇も運動障害が出現するため、「構音障害」、「呂律困難」が出現します。「呂律(ろれつ)がまわらない」、「うまく話せない」などの症状が見られます。
感覚の障害
感覚の障害では体の半側が「痛みを感じない」、「触られてもわからない」、「手足が痺れる」といった感覚の異常があります。
感覚には、「触覚」、「圧覚」、「痛覚」、「温度覚」、「運動位置覚」、「振動覚」などがあります。運動の障害と同様で反対側に出現します。
感覚の障害が起きると「手が体の下敷きになっている」、「気づかない間に怪我をしていた」、「やけどをしても気が付かない」などの症状が見られます。
次回!「脳梗塞」「脳出血」の後遺症② まだこの他にも後遺症はあります!
脳梗塞などの脳血管疾患の後遺症にお悩みの方、早期の職場復帰をお望みの方、リハビリでお困りの方はお気軽にご相談ください。